ゴールデンレトリバーなどの大型犬におすすめのドッグフード

ゴールデン・レトリーバー

日本の狭い住宅事情を考えたとき、小型犬のほうが飼いやすいとは分かっていても、頭が賢くてコミュニケーションも取りやすい大型犬を選んだ飼い主さんもいますよね。でも大型犬を飼って気づくのは、食費が思った以上のかかるということではないでしょうか。

安全性の高いドッグフードを与えたいという気持ちはあるものの、プレミアムドッグフードをメインにしてしまうと、飼い主さんよりも食費がかかってしまうという悩ましい問題が発生します。かといって、スーパーやホームセンターで売られている激安のドッグフードでは不安ですよね。

ここではゴールデンレトリバーのような大型犬の食事として、家計に負担をかけすぎずに、なおかつ健康を維持することのできるドッグフードをご紹介します。

ゴールデンレトリバーなどの大型犬の食事に求めること

ゴールデンレトリバーなどの大型犬の食事を選ぶためには、まず大型犬がかかりやすい病気を知っておく必要があります。その病気を把握して、その病気の対策をしやすい原材料を含んだドッグフードを与えるというのが、食事選びの正しいプロセスになります。このため、まずは大型犬がかかりやすい病気を見ていきましょう。

・心筋症
・股関節形成不全
・胃拡張・胃捻転

この3つが大型犬に共通するかかりやすい病気です。これとは別に犬種ごとにかかりやすい病気がありますが、ここではこの3つに対してどのような食事を心がければいいのかについて、説明します。

・肥満にならないようにカロリーコントロールをする
・骨や筋肉の材料となる良質な食材を使う
・どか食いや早食いをさせない

心筋症や股関節形成不全は遺伝的にかかりやすい病気ではありますが、食事である程度までは発症を抑えることができます。いずれの病気も大事なのは「肥満にならない」ということです。肥満になると心筋症の発症率があがり、さらには関節への負担が大きくなるため、股関節形成不全を起こしやすくなります。

しっかりとしたカロリーコントロールをして、肥満にならないように気をつけましょう。また、丈夫な骨やしなやかな筋肉をつけることで、股関節形成不全を予防することもできます。強い体は他の病気予防にもなりますので、体を作る原材料となる食材の質にこだわるようにしましょう。

そして、胃拡張や胃捻転はどか食いや早食いが原因でおこります。これはドッグフードの粒を大きなものに変えることで多少は防げますが、大きさに慣れてしまうとまた早食いをするようになってしまいます。ドッグフードは小分けにして与えるか、早食い防止用の食器を使って対処しましょう。

ドッグフード選びの基本となる4つのポイント

ここまでの説明で、食事によって大型犬の健康を守ることができることを理解してもらえたかと思いますが、いざドッグフードを選ぶとなると、もう少し詳しい指針が欲しいですよね。ここでは、上記の内容を踏まえたうえで、どのようなドッグフードを選んだらいいのか、4つのポイントをご紹介します。

・良質のタンパク質を使っている
・酸化防止剤などの添加物を使っていない
・家計を圧迫するならグレインフリーにこだわらない
・粒の大きさは気にしなくてもいい

こんなにも考えなくてはいけないの?と不安に感じる飼い主さんもいるかもしれませんが、一つひとつはそれほど難しい内容ではありません。それぞれどのような点に気をつければいいのか、ポイントを詳しく見ていきましょう。

良質のタンパク質を使っている

ワンちゃんの食事で、最も重要な栄養素がタンパク質です。もちろん、脂質や炭水化物も必要ですが、強い骨やしなやかな筋肉を作る原材料となるのが、良質なタンパク質です。ポイントは「良質」であるということです。

タンパク質には植物性タンパク質と動物性タンパク質がありますが、犬に必要なのはもちろん動物性タンパク質です。分かりやすくいえば、鶏肉や牛肉などの動物の肉になります。大豆などもタンパク質が含まれていますが、それらの植物性タンパク質の消化吸収があまり得意ではありませんので、効率よく栄養を補給することができません。

また、動物性タンパク質でも、何の肉なのかはっきり分かるものを選んでください。ドッグフードの中には「肉類」や「肉副産物」といった原材料を使っている商品がありますが、これは肉のように見えて、実は肉とは異なるものです。

肉が含まれていることもありますが、ドッグフードには内臓や骨、皮などの、人間用に肉を取り除いた残りが使われます。そうすることでドッグフードの値段を下げることができるためです。これらの肉類や肉副産物も100%悪いものではありませんが、その中には死んだ動物や病気の動物を使っていることもあります。

これらはとても「良質」とは呼べませんよね。いくら安く買えるからといって、このような危険なドッグフードを選ぶ飼い主さんはいないと思います。ドッグフードを選ぶときには、原材料をきちんと確認して、肉類や肉副産物が使われていないことを確認しましょう。

酸化防止剤などの添加物を使っていない

安価なドッグフードの多くには、酸化防止剤や着色料などの添加物を大量に使っています。これらを使うことで、商品の賞味期限を伸ばすことができるのですが、その酸化防止剤には人間には使用してはいけないと決められているものも、ドッグフードには使われています。

危険な添加物の代表的なものとしては、下記のようなものがあります。

・エトキシキン
・BHA
・BHT
・赤色3号、赤色40号、赤色102号、赤色105号
・ビートパルプ
・亜硝酸ナトリウム
・ソルビン酸カリウム

これらは発がん性などの問題があるとされている添加物ですが、基本的には少量であれば摂取しても問題ないとされています。このため、国が認可しているという形になっていて、大手メーカーなどは「国が認可しているから大丈夫」と主張しています。

実際に、少量なら問題はないものもありますが、それでも人間にはNGで、ワンちゃんならOKというのは明らかにおかしいですよね。ドッグフードを選ぶときには、上記の添加物を使ったドッグフードは避けるようにしましょう。

また、「これは何だろう?」と思う原材料が使われている場合には、必ず安全性を調べてから選ぶようにしてください。

家計を圧迫するならグレインフリーにこだわらない

プレミアムドッグフードと呼ばれる安全性と栄養価の高いドッグフードは、穀物を使わないグレインフリーのドッグフードが主流となっています。犬は穀物を必要とせず、穀物がアレルギーや皮膚トラブルを引き起こすというのが、その考え方の基本となっているのですが、問題はグレインフリーのドッグフードが高いということです。

小型犬なら、多少高くても食べる量が少ないので気になりませんが、大型犬になるとそうも言ってられません。ゴールデンレトリバーは30kgくらいの体重がありますので、1日に400g以上のドッグフードを食べます。プレミアムドッグフードは2kgで5000円くらいします。

そうなると、1日の食費が1000円もかかることになります。1ヶ月なら3万円ですので、家庭によっては家計を圧迫してしまいます。そこまでして、グレインフリーにこだわる必要はありません。もちろんグレインフリーであることが理想ですが、継続できないのであれば意味がありません。

ただし、穀物が第1原材料になっているドッグフードは避けてください。あくまでも主原材料はお肉になっているドッグフードを選び、栄養バランスを整えるために穀物を使っている。そういうドッグフードを選ぶようにしてください。

粒の大きさは気にしなくてもいい

早食い防止のためには粒の大きなドッグフードがいいとされていますが、粒を大きくしてもほとんど効果がないのはすでにお伝えした通りです。大型犬専用となっている、粒の大きなドッグフードを選んでも早食いは収まりませんので、ドッグフードの粒サイズに関しては気にしなくてもかまいません。

それよりも、早食い防止のための食器を使うほうがよっぽど効果的です。1種類だけですと、すぐにその食器に慣れてしまいますので、3〜4種類用意して、ときどき食器を変えて慣れさせないようにするのが、早食い防止のポイントです。それほど高いものではないので、いくつか買い揃えておきましょう。

成長ステージに合わせたフードの選び方

ここまでは成犬の大型犬のドッグフード選び方について説明してきましたが、大型犬の場合は成長ステージに合わせて最適なドッグフードを与える必要があります。子犬は成長期にあたりますので、しっかり食べさせることが必要なのは感覚的にも分かりますよね。

でもそのフードを大きくなって与え続けると、今度はカロリーオーバーで肥満になってしまいます。そのようなことがないように、ここではゴールデンレトリバーなどの大型犬が、子犬や老犬といった成長ステージで、どのようなドッグフードを食べるべきかについてご紹介します。

子犬のフードを選ぶときのポイント

子犬は成長期ですので、とにかくしっかりと栄養を摂らせて、さらに運動もさせることが重要です。ポイントは高カロリー・高タンパク質であるということです。高カロリーにするために、たくさん食べさせるという考え方もありますが、まだ内臓が完成していない段階では、大型犬でも沢山の量を食べることができません。このため100gあたりのカロリーが高いドッグフードを選んであげましょう。

また強い骨を作るにはカルシウムも必要です。小型犬よりも骨の量が多い大型犬ですので、積極的にカルシウムを与える必要があります。股関節形成不全を防ぐためにも、カルシウムはとても重要な栄養素ですので、しっかりとカルシウムが含まれたドッグフードを与えましょう。もちろん、良質のタンパク質にもこだわってください。

老犬のフードを選ぶときのポイント

大型犬は老犬になると、運動量がかなり減ってしまいます。この状態で、成犬と同じ量のドッグフードを与えてしまうと、確実に肥満になってしまいます。肥満になると、体が重たく感じますので、さらに運動をしなくなるという負のループに陥ります。

だからといって、ドッグフードの量を減らすと、今度は筋肉を作るタンパク質が不足して、筋力低下を招きます。こちらも運動不足に繋がりますので、タンパク質はしっかりと与えなくてはいけません。

それらを考慮すると、老犬のドッグフードは低カロリー・高タンパク質のものを選んであげる必要があります。食べる量はそのままにして、カロリーだけを減らすようにしましょう。低カロリーという意味では鶏肉や魚がベースになっているドッグフードがおすすめです。

ゴールデンレトリバーにおすすめのドッグフード3選

ここまでの説明で、ゴールデンレトリバーのような大型犬にどのようなドッグフードを選べばいいのか、ある程度は理解してもらえたかと思います。ただ、これだけでは自分で絞り込むことができないという飼い主さんもいると思います。

そこで、ここでは自分で選ぶことが難しいという飼い主さんのために、大型犬用としておすすめしたい3種類のドッグフードをご紹介します。

価格と安全性のバランスの優れた「ニュートロ ナチュラルチョイス」

ニュートロはナチュラルオーソリティという考え方に基づいて、自然素材にこだわったドッグフードを作っているドッグフードメーカーです。シュプレモ・ワイルドレシピ・ナチュラルチョイスの3種類の商品展開をしていますが、その中でナチュラルチョイスは比較的安価でお求めやすい価格帯のドッグフードです。

・ミートファーストで第一主原料に肉や魚を使用(粗タンパク質21%)
・穀物を使用することで購入しやすい価格帯を実現
・人工添加物不使用
・約355kcal(100gあたり)
※いずれも成犬用チキン&玄米

栄養バランスだけを考えれば、シュプレモのほうが優れていますが、大型犬の場合はどうしてもドッグフードの量が多くなってしまいますので、家計を圧迫しますよね。高価なプレミアムドッグフードにこだわると、飼い主よりも高いものを食べているなんてこともありえます。

価格が安いのはグレインフリーにこだわらず、穀物を使用しているためです。ただし、穀物も玄米などの食物繊維が多く含まれるものを使っていますので、体内で老廃物として溜まりにくくなるよう配慮されています。

ただし他のプレミアムドッグフードと比べると粗タンパク質が低いため、成犬用としての利用をおすすめします。

価格は高めでも高品質で確実な「カナガンドッグフード」

カナガンドッグフードはイギリス直輸入のドッグフードで、食いつきのよさに定評があります。動物性タンパク質が豊富で、ナチュラルな素材だけを使って作られています。全犬種用ですが、カルシウムも多く含まれていますので、強い骨を作りたい大型犬にも適しています。

・従来のドッグフードよりも肉の配合比率が高め(粗タンパク質33%)
・グレインフリー
・人工添加物不使用
・約361.25kcal(100gあたり)
・カルシウム:1.86%

グレインフリーですので価格が高いという欠点がありますが、最近のプレミアムドッグフードのトレンドがグレインフリーですので、良質なタンパク質を使ったドッグフードの多くが、必然的にグレインフリーになってしまいます。

このため、カナガンドッグフードを与え続けることで家計の負担が大きくなる場合には、もう少し価格帯の低いドッグフードと、切り替えながら使うことをおすすめします。ただし、格安で質の悪いドッグフードでは意味がありませんので、それなりに上質なものを選びましょう。

自然界の食事を再現した高カロリードッグフード「オリジン」

地元産の新鮮な原材料にこだわって作られているのが、アメリカのドッグフード「オリジン」です。ドッグフードの原材料である肉は、ヒューマングレードで入荷して2日以内にドッグフードの原材料として使われているほど、鮮度にこだわっています。

・肉と魚の比率が85%で高タンパク質低炭水化物(粗タンパク質38%)
・グレインフリー
・人工添加物不使用
・約394kcal(100gあたり)
・カルシウム:1.2%

こちらもグレインフリーで人工添加物を一切使っていないプレミアムドッグフードです。やはり価格の高さがネックになりますが、安全性という意味では最高クラスのドッグフードになります。しかも粗タンパク質が38%も含まれており、カロリーもずば抜けて高いドッグフードです。

カロリーとタンパク質を多く必要とする大型犬に最適で、大型犬の子犬用にはパピー・ラージという専用のドッグフードも用意されています。アレルギー体質のワンちゃん用に肉を使わずに魚だけで作ったシックスフィッシュなど、使い分けができるのもオリジンをおすすめする理由のひとつです。