小粒?中粒?大粒?どっちが良い?ドッグフードの粒の形状と選び方

ドッグフードを選ぶときに悩んでしまうのが、粒の形状やサイズですよね。

小型犬だから小粒にすればいいのかもしれませんが、小粒にすると丸飲みしてしまいそうで不安という飼い主さんや、しっかり噛んで顎を鍛えて欲しいと思っている飼い主さんもいるはずです。

かといって大粒にすると食べにくそうですし、どのサイズがベストなのか判断できる方法があれば知りたいですよね。

ここではそんなドッグフードを粒のサイズや形状から選ぶ方法について分かりやすくご紹介します。

粒のサイズによるドッグフードの分類

ドッグフード 粒
ドッグフードの粒の大きさは、小粒・中粒・大粒の3種類に分けられます。

明確な線引きはありませんが、一般的には下記のような分類になっています。

ドッグフードの粒のサイズ

  • 小粒:8mm以下
  • 強中粒:9〜1.2mm
  • 大粒:13mm以上

単純に考えると、口の小さな小型犬には小粒、口の大きな大型犬には大粒を与えるのが最適に思えますが、必ずしもそういうわけでもありません。

大粒でも簡単に砕けるものであれば小型犬でも問題なく食べられますし、大型犬にしてみれば8mmも13mmもそれほど違いはないのです。

サイズだけでなく形状も違う

ドッグフードはサイズだけでなく、形状も同じではありません。

丸い粒になっているものもあれば、ドーナツ状に穴が空いているもの、骨の形をしたものまでありますので、粒の大きさだけで最適なドッグフードを判断することはできません。

なのでまずは、このような3種類があるということだけ覚えておきましょう。そのうえで、どのような選び方をすればいいのかについて見ていきましょう。

ドッグフードの形状にはどんな意味がある?

ドッグフード 形状違い
粒のサイズによるドッグフードの選び方をお伝えする前に、ドッグフードの形状について、もう少し詳しく説明しておきましょう。

一般的なドッグフードは丸い粒になっていますが、最近はプレミアムドッグフードを中心に、ドーナツ状で真ん中に穴が空いているものが増えてきました。

ドーナツ形状ドッグフードのメリット

ドーナツ形状のドッグフード

メリット
  • 表面積が広いためふやかしやすい
  • 穴が空いているので簡単に砕ける
  • ノドに詰まりにくくなる

表面積が広いためふやかしやすい

子犬や老犬に与えるときには、そのままではなくふやかして与えることが多いかと思いますが、丸い粒の場合は中心部まで水分が届かずに、硬いまま残ってしまうことがあります。

ところがドーナツ型であれば表面積が広いため短時間でしっかりとふやかすことができます。

穴が空いているので簡単に砕ける

成犬に与えるときも、軽く噛んだだけで砕けますので、その砕く感覚を楽しんでもらうことができます。

簡単に砕けますので、子犬時にふやかしたドッグフードからの移行もスムーズに行えるという利点があります。

ノドに詰まりにくくなる

この他にも円筒状のドッグフードは、ノドに詰まりにくくなるという利点があります。

このため、シニア犬や早食いしがちな愛犬に適しています。

意味のない形状のドッグフード

ドッグフード 意味のない形状
ドーナツ形状のようなドッグフードにはしっかりとした意味があるのですが、まったく意味のない形状もあります。

例えばその代表的なものが骨の形をしたドッグフードで、飼い主さんへの視覚効果くらいで、肝心の愛犬には何の意味もありません。

犬は骨の形をしているからといって食欲が増すわけではありませんし、むしろ歪な形状ですので飲み込んだときにノドに詰まらせてしまう可能性もあります。

しっかりと噛んで食べる愛犬であれば問題ありませんが、子犬や老犬のように噛む力が弱い愛犬には、丸粒やドーナツ型のようなシンプルな形状のドッグフードを与えるようにしましょう。

粒の大きさを意識したドッグフードの選び方

ドッグフード 粒の選び方
ドッグフードの形状とサイズについて理解したところで、実際にどのようにしてドッグフードを選べばいいのか、愛犬の食べ方別にご紹介します。

単純に小型犬だから小粒という考え方にならないのはなぜなのか、その理由をしっかりと理解してください。

粒の大きさ選びのコツ

  • ドッグフードを飲み込む場合は小粒
  • 噛み砕くのが好きな場合は大きめの粒
  • 丸飲みを止めさせたい場合は食器を変える
  • ウンチを見て消化不良を起こしていないか確認する

それぞれについて詳しく説明します。

ドッグフードを飲み込む場合には小粒

ドッグフード 小粒
まずは、愛犬がどのようにしてドッグフードを食べているのかを確認してください。

口に含んだ後にほとんど噛むこともなく飲み込んでしまうのか、それともガリガリ噛んでから飲み込んでいるのかをチェックしてみましょう。

犬の歯を見てもらえば分かると思いますが、人間のように臼歯が発達していませんので、犬は口の中で噛み砕いてから飲み込むというようなことをしません。

さらに、犬はそもそも肉食だったということもあり、食べたものをそのまま丸飲みするのが普通です。

「うちのワンちゃんはしっかり噛んで食べるよ」と言う飼い主さんもいるかと思いますが、それは噛む感触が好きなだけで必要があって行っているわけではありません。

しっかり噛んでもらいたいというのは、人間の感覚でしかなく愛犬には不要な考え方です。

噛むようにして欲しいと思って粒を大きくしても、最初は噛んでくれますが、すぐにまた飲み込むようになってしまいます。

そう考えると、飲み込むタイプの愛犬にはドッグフードは最初から小粒であるほうがノドに詰まりにくくおすすめです。

噛み砕くのが好きな場合には大きめの粒

ドッグフードを与えたときに、しっかりと噛む愛犬の場合には、小粒よりもやや大きめのドッグフードがおすすめです。

小型犬なら中粒、中型犬なら大粒といったように、標準サイズよりも大きめかつ噛み砕きやすいドッグフードを選んであげましょう。

ただし、若いうちはしっかり噛んでいた愛犬でも、老犬になってしまうと思うように噛めなくなることがあります。そのような食べ方の変化もしっかりとチェックしておきましょう。

大きめの粒を丸飲みするようでしたら、消化しやすい小粒タイプに切り替えるなど、臨機応変に形状やサイズを変えていきましょう。

丸飲みを止めさせたい場合は食器を変える

ドッグフード 容器
早食いや丸飲みを止めさせるために、あえて大きな粒のドッグフードを与えようとする飼い主さんもいますが、これは逆効果になってしまう可能性があります。

すでにご紹介しましたように、大きな粒に切り替えてもいずれまたそのまま飲み込むようになってしまいます。

これは良い悪いというものではなく、犬はそもそも咀嚼をしない動物ですので当然の行為です。

このため基本的には気にする必要もないのですが、あまりに度が過ぎると本当に大丈夫なのか不安になってしまいますよね。

そういう場合は、粒を大きくするのではなく、丸飲みや早食いできないように工夫された食器に切り替えましょう。

ペットショップやネットショップなどで売られていますので、それらを使ってゆっくりと食べるように習慣づけてあげましょう。

ウンチを見て消化不良を起こしていないか確認する

最適なサイズのドッグフードであるかどうかは、ウンチを見て判断することもできます。

例えば、もし粒のままウンチに残っているようでしたら、そのサイズは大きすぎて上手く消化できていないことが考えられます。

この場合は粒を砕いて小さくするか、小粒のドッグフードに切り替えてあげましょう。老犬の場合にはふやかしてあげるという方法もあります。

また、食後に嘔吐を繰り返すようですと、ノドに詰まらせている可能性があります。

この場合も同じく粒のサイズが合っていませんので、噛み砕きやすいドッグフードか詰まりにくい小粒のドッグフードに変えるようにしてください。

ドッグフード選びは粒の形状よりも品質を重視しよう

ドッグフードのサイズや形状は、愛犬の食べ方に合わせてチョイスするとご紹介しましたが、ドッグフードを選ぶときにはもっと重要なことがあります。

それは品質です。愛犬にぴったりなドッグフードを選ぶときには、その品質を重視してください。

形状やサイズばかり意識してしまうと、安全性が低く添加物もいっぱいのドッグフードを選んでしまうことがよくあります。

ドッグフードなんてどれでも同じだと思っている飼い主さんも多いようですが、ドッグフードはそれぞれに安全性も品質も違います。

ドッグフードを選ぶときはまず考えてもらいたいのは、形状ではなく原材料の内容です。

いくら小粒で消化に良さそうなドッグフードを選んでも、犬が消化しにくい穀物を多く使っていたのでは意味がありませんし、添加物がいっぱい含まれていると皮膚や被毛のトラブルが発生することもあります。

価格は高くなりますが、プレミアムドッグフードのように、確実に安全であると判断できるドッグフードをいくつか選び、その中から愛犬に合った形状とサイズのドッグフードを選ぶとようにしてください。

プレミアムドッグフードなら、最も良質なたんぱく質を使って作られているので、消化不良を起こすこともなく、粒のサイズや形状の違いなどはそれほど重要なポイントではなくなります。

一番は愛犬が気に入って食べてくれることと、飲み込んでノドに詰まらせないことだけを意識して選ぶことです。

フードを食べない場合はこちらを参考にどうぞ
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