ベストバランスの口コミと原材料を徹底解析した評価は?

ベストバランス

大手企業であるユニ・チャームが発売する犬種別ドッグフードシリーズが、ベストバランスです。

犬種別製品の中でも比較的手ごろな価格で購入できる上に、量販店、スーパーでの取り扱いもありとても便利です。

犬種別製品は選びやすいという声が多いですが、どの犬種用でも愛犬の健康にとっては好ましいものではありません。

今回はなぜベストバランスが健康を害するものなのかを原材料の解析結果と口コミからご紹介しましょう。

商品名ベストバランス カリカリ仕立て トイ・プードル用 成犬用 チキン・野菜・小魚・玄米入り
商品評価Dランク
購入価格81円(税込)/100g
※価格はAmazon参照
100gあたり360kcal
原産国日本
原材料穀類、肉類等
グレインフリー
人工添加物
ヒューマングレード
販売会社ユニ・チャーム株式会社

ベストバランスドッグフードの特徴

ベストバランスドッグフード
ベストバランスの特徴といえば、犬種別のドッグフードがあるという事ではないでしょうか。

種類としては、下記の犬種用ドッグフードがあります。

  • トイ・プードル
  • チワワ
  • ミニチュア・ダックスフンド
  • 柴犬
  • シー・ズー
  • ヨークシャー・テリア

さらに、犬種を年齢別に細分化したラインアップもあり、まさにドッグフード選びが各段にスムーズになるかと思われます。

しかし、原材料を見る限り特段犬種に特化した特徴が見受けられません。

犬種別でも製品ごとの大差はない

今回見ているベストバランスがトイ・プードル専用として販売している理由は、ひざなどの関節やお腹の健康維持のために、グルコサミン・コンドロイチン、オリゴ糖を配合されているからです。

しかし、グルコサミン・コンドロイチン・オリゴ糖の配合量はごくわずかで、この成分が健康上どの程度の効果があるのかは明確ではありません。

さらに、ベストバランスの犬種別製品を見る限り、犬種それぞれの特性に配慮した工夫を感じることはできません。

微量な成分の配合とパッケージの印象でつい過信してしまい、愛犬の健康が確保されたと思いがちですが、決して好ましい成分ばかりではないので注意も必要でしょう。

トイプードル用ベストバランスの原材料と安全性

ベストバランスドッグフード

では、ベストバランスの原材料を見ていきましょう。

原材料を見ることで、ドッグフードが安全なものかどうかが分かります。

ドッグフード大学編集部
その前に、原材料は多く含まれている順に記載されていることを覚えておいてください。

原材料と成分

ベストバランス カリカリ仕立て トイ・プードル用 成犬用 チキン・野菜・小魚・玄米入りの原材料

危険材料は赤文字で表示し、危険じゃないが不安な材料は緑文字で表示しています。

穀類(トウモロコシ、小麦粉、パン粉、コーングルテンミール、玄米)肉類(チキンミール、鶏ミンチ、家禽エキス)、魚介類(フィッシュミール、乾燥小魚)、動物性油脂、豆類(大豆、大豆エキス)、野菜類(ビートパルプ、ニンジンパウダー、カボチャパウダー、ホウレンソウパウダー)、ビール酵母、チーズ、オリゴ糖、ミネラル類(カルシウム、塩素、銅、ヨウ素、カリウム、ナトリウム、亜鉛)、ソルビトール、グリセリン、保存料(ソルビン酸K)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、コリン、パントテン酸)、グルコサミン塩酸塩、フマル酸、着色料(二酸化チタン、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、酸化防止剤(エリソルビン酸Na、ミックストコフェロール、ハーブエキス)、コンドロイチン硫酸
ベストバランス カリカリ仕立て トイ・プードル用 成犬用 チキン・野菜・小魚・玄米入りの成分
タンパク質21%以上
脂質11%以上
粗繊維4.5%以下
灰分8.5%以下
水分12%以下
エネルギー
(100gあたり)
360kcal

安全性

粗悪な原料(4Dや副産物)肉類(チキンミール、鶏ミンチ、家禽エキス)、フィッシュミール、動物性油脂
危険成分(化学合成物質)ソルビトール、ソルビン酸K、着色料(二酸化チタン、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号)、エリソルビン酸Na
好ましくない原料穀類(トウモロコシ、小麦粉、パン粉、コーングルテンミール、玄米)
その他無し

穀物を主原料とし栄養バランスに問題あり

ベストバランスドッグフード
トイ・プードル用の製品の主原料はトウモロコシ、小麦粉、パン粉、コーングルテンミール、玄米といった多種の穀物です。

豆類(大豆、大豆エキス)も配合されていますが、いずれもアレルギー発症リスクの高い素材ばかりです。

犬の祖先は肉食のオオカミです。

犬は雑食になりつつありますが、内臓は肉食に適した機能のままですが、ベストバランスには犬が本来必要とする動物性たんぱく質が十分に配合されていません。

さらに、動物性たんぱく質は、チキンミール、鶏ミンチ、家禽エキス、魚介類(フィッシュミール、乾燥小魚)といった、肉そのものではなく、加工過程で生じるゴミと同等な部位ばかりです。

これらの素材に動物性油脂でコーティングをして匂い付けをし、食いつきを良くしています。

着色料、保存料の配合など好ましくない成分の配合

ベストバランスドッグフード
ベストバランスの粒色は、茶色、ピンク、緑などカラフルな色になっていますが、犬は色で「美味しそうだ」と判断することはありません。

むしろ、ベストバランスで使われている着色料は、発がん性物質であり、犬にとって害でしかないのです。

多種の着色料でカラフルに仕上げた製品を愛犬に与えることは、単に飼い主の自己満足に過ぎないでしょう。

愛犬の健康を第一に考えると、「もっと早く知っておけば良かった」と思わないようにしたいものです。

避けなければならない原材料に関しては、下記の記事に詳しくありますので、是非参考にしてみて下さい。

トイプードル用ベストバランスドッグフードの口コミと評判

危険な原材料でつくられたベストバランスですが、実際に愛犬に与えている方の口コミを見てみましょう。

ベストバランスの良い口コミ

とても安く購入できて満足です。トイプードル用なので安心して与えられます。おかげでワンちゃんは健康ですよ。Amazon

ドライフードのみのものを与えてましたが、体重をもっと増やした方が良いと言われていたので、味を変えてみようと購入しました。
食い付きがすごくよく、どんどん食べてくれるようになりました。
リピートしていますAmazon

マルチーズ、名前は、マロンです。ベストバランスが、とても好きで良く食べてとても、元気です。Amazon

トベストバランスの悪い口コミ

実家のトイプードルに購入してみたのですが、なかなか食べてくれないそうです。残念・・・。Amazon

ベストバランスの口コミまとめ

低品質のドッグフードに共通することですが、良い口コミの内容が「食いつき」しかありません。

今回のトイプードル用ベストバランスも食いつきが良いことしかなく、毛つやが良くなったとか便秘が治ったとか、健康的になったという口コミはありませんでした。

オイルコーティングをしてかなり強く匂い付けをしているので、食いつきが良いのは当たり前なのですが・・・。

ベストバランスドッグフードの評価

ベストバランスは、とても嗜好性が高く、食にこだわりの強いトイ・プードルのお悩み解決に多いに貢献している製品です。

ただ、材料を見る限り、その高い嗜好性の元となる食材が見当たらないことからも疑問が生じます。

嗜好性の背景には動物性油脂が大きく関係しており、添加物もたっぷりだということを覚えて下さると幸いです。

何度か与えるだけでは体の変化は見られないものですが、長年与え続けることで健康を害する可能性があることも知っておきたい大切な点です。

犬種別というセールスポイントと内情は合致しておらず、決して愛犬に安心して与えることの出来る製品ではありません。