優しいおじいちゃんのような顔つきで人気の高いミニチュア・シュナウザー。
運動量もそれほど多くなく、さらにとても賢いという特徴があり、初めて犬を飼うという人でも飼育しやすい犬種です。
体は筋肉質で病気にも比較的強い犬種なのですが、いくつか掛かりやすい病気があります。
ただし、先天性のものは少なく、食事などの生活習慣を改善することで、発症のリスクを抑えることができるものがほとんどです。
ここではそんなミニチュア・シュナウザーの健康を維持するために、どのようなドッグフードを選べばいいのか、その基準についてご紹介します。
この記事の目次だワン
ミニチュア・シュナウザーのドッグフードの選び方
なりやすい病気があるとはいっても、ミニチュアシュナウザーは体の強い犬だけあって、注意すべきことはそれほど多くありません。
- 体内に老廃物を溜めないフード
- 消化しやすいフード
この3つのことに注意した食事をさせることにより、発症リスクを下げることができます。
具体的には、下記のようなドッグフードを選ぶようにしましょう。
ドッグフード選びのポイント
- グレインフリーで穀物を使っていない
- 原材料がはっきとしたお肉を使用している
- 人工添加物を使っていない
- 良質なタンパク質を使用している
- DHAやEPAを含んでいる
それでは具体的にそれぞれのポイントを見ていきましょう。
グレインフリーで穀物を使っていない
実は、多くのドッグフードには「かさ増し」という理由で穀物が入っています。
しかし、犬はそもそも肉食動物でしたので、麦などの穀物を食べるように体が作られていません。
そのため、穀物を食べてしまうと消化不良で老廃物として溜まってしまいます。
その老廃物が血液中に取り込まれ、体のあちこちで悪さをするのです。
皮膚疾患予防や改善のためだけでなく、犬の体に不要である穀物で作られたフードは避けるべきです。
原材料がはっきとしたお肉を使用している
ドッグフードの中には“肉のようなもの”が使われることがあります。
これらの正体は、人間が食べる部分を取り除いて捨てるべき部分から作られたものです。
危険である理由は、糞尿やくちばし、内臓や羽なども混ざっている、または病気で死んだ動物の肉を使うことがあるからで、安全性がほとんど無視されています。
体に不調をきたすだけでなく、死に至る病気に感染する可能性もある肉が使われているドッグフードが、店頭にたくさん並んでいるということを覚えておいてください。
人工添加物を使っていない
安価なお肉やミールを使っているドッグフードは、食いつきを改善したり、賞味期限を伸ばしたり、着色するために人工添加物を使用しています。
人工添加物の中には安全性の高いものもありますが、ドッグフードの場合は人間の添加物よりも規制が甘いため、ほとんどのドッグフードに、発がん性がある添加物が普通に使用されています。
《着色料》赤色〇号、青色〇号などの着色料
《発色料》亜硝酸ナトリウム
《保存料》ソルビン酸カリウム
人工添加物も発がん性の危険性があるだけでなく、こちらも体内に吸収しきれずに内臓に負担をかけてしまいます。
ミニチュア・シュナウザーのドッグフードには人工添加物を使っていないものを選びましょう。
人工添加物に関して、より詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にして下さい。
DHAやEPAを含んでいる
皮膚疾患や白内障などのリスクがあるミニチュア・シュナウザーには、青魚などの油がのった魚に多く含まれるDHAやEPAを含んでいるドッグフードを与えましょう。
DHAやEPAは脳や神経系にプラスの効果があるだけでなく、血液をサラサラにする効果があるので、皮膚や被毛、眼の健康維持が期待できます。
DHAやEPAと記載のあるドッグフードもしくは、魚をベースにして作られたドッグフードがおすすめです。
ミニチュアシュナウザーの子犬や老犬の場合
ミニチュアシュナウザーの子犬や老犬の場合は、さらに気をつけたいポイントがいくつかありますので、それぞれにどのようなフードを選ぶべきかご紹介します。
子犬のフードを選ぶときのポイント
子犬はからだ作りの時期ですので、食べたものがそのままダイレクトに体に影響します。
骨や筋肉を強くしなくてはいけませんので、良質なタンパク質はもちろんのこと、ミネラルも豊富なドッグフードを選びましょう。
また、1度に食べられる量が少ないにも関わらず、エネルギーの消耗も激しいので、高カロリーであることが理想です。
老犬のフードを選ぶときのポイント
もともと運動量の多くないミニチュア・シュナウザーですが、老犬になるとさらに動かなくなります。
しかし、食事は同じ量を欲しがりますので、同じドッグフードを与え続けているとカロリーオーバーになり肥満になってしまいます。
さらに、筋肉をつくらなければならないため、タンパク質はかかせませんので、低カロリー高タンパク質のドッグフードに切り替えてあげましょう。
また、ちょっとした体調不良などでも食欲がなくなってしまうこともあります。
体が弱っているときこそしっかり食べる必要がありますので、老犬の場合も消化の良さを重視して、なおかつ食いつきのいいドッグフードを選びましょう。
ミニチュアシュナウザーに合うおすすめドッグフード
どのようなドッグフードを与えたら良いか分かったけれど、実際にお店に行くとたくさんのドッグフードが並んでいて、どれを選んでいいのか分からなくなってしまいます。
そんな飼い主さんのために、質の良いドッグフードのうち、ミニチュア・シュナウザーに最適なものをご紹介します。
オリジンドッグフード
オリジン6フィッシュの特徴
- 生物学的に適正なタンパク質レベルを実現
- 穀類不使用
- 成分中15%に果物と野菜を使用
- サーモンオイル配合
- 低温調理・即日調理
オリジンドッグフードにはいくつかの種類がありますが、ミニチュア・シュナウザーにおすすめしたいのが6フィッシュです。
タンパク質源に6種類の新鮮な魚を使用していますので、DHA・EPAやオメガ3脂肪酸をしっかり摂ることができます。
もちろんグレインフリーなのは言うまでもありません。
さらには果物や野菜を含めた地元産の原材料を、工場に届いた即日調理するなど、徹底して鮮度にこだわっているのがオリジンドッグフードです。
ミニチュアシュナウザーの体に最も良い高品質素材でしか作られていないので、迷ったらオリジンドッグフードを選べば間違いないでしょう。
モグワンドッグフード
規制が厳しいペット先進国であるイギリスのメーカーが作っている製品ですので、安全性を重視する日本の愛犬家からも高い評価を受けています。
モグワンの特徴
- 動物性タンパク質50%以上
- グレインフリー
- 無添加
- グルコサミンとコンドロイチン配合
モグワンドッグフードはグレインフリーで無添加、さらにはすべての原材料が人間でも食べることができるグレードです。
さらにはDHAやEPAが多く含まれているサーモンも使っていますので、ミニチュア・シュナウザーに最適な条件がすべて揃っています。
その上、ほとんどの犬種が初めてでもしっかり食べてくれますので、ドッグフードの切り替えで悩まされることもありません。
好き嫌いが多くて困っているという飼い主さんにもぜひ試してもらいたいドッグフードです。
エッセンシャルドッグフード
エッセンシャルドッグフードの特徴
- 原材料の77%が魚でできている
- スーパーフードのアサイー入り
- グレインフリー
- 無添加
- DHA、EPAに加えてオメガ3・6脂肪酸入り
ミニチュアシュナウザーの健康を保つのに必要な栄養素が入ったドッグフードです。
アレルギーになりやすい「牛肉、鶏肉、鶏卵、大豆、トウモロコシ、乳製品、小麦」を完全に排除しており、アレルギー体質の子であれば、エッセンシャルドッグフードをおすすめします。
アレルギーがなく、牛肉や鶏肉などが入ったドッグフードも食べさせたいという場合は、エッセンシャルドッグフードど混ぜて与えても良いでしょう。
3分チェック
ミニチュア・シュナウザーには無添加で消化に良いドッグフードを選びましょう
小型犬の中でも病気になりにくい丈夫な体をもつミニチュアシュナウザーですが、尿路結石やシュナウザー面皰症候群という皮膚病、白内障になりやすい犬種です。
それらの病気は、高品質かつミニチュアシュナウザーの体質に合ったドッグフードを与えることにより、発症率を下げることができます。
犬は自分でどんな食べ物が良いかなんて調べたり選んだりすることはもちろんできません。
あなたが与えるドッグフードが全てなのです。
愛犬のために、しっかりと必要な栄養素を含み、体に危険なものが排除されたドッグフードを選びましょう。